教育の分野で一番扱いにくく、難しく時間がかかるとされるのは”こころ”の問題です。
人間は言葉が話せるようになる3歳ごろまでの記憶を言語を通しては保存していません。
感情、体性感覚などを顔表情とセットにし非言語記憶として扁桃体などの哺乳類脳の部分に一部始終全て記録します。温かい、安心、気持ちがいい、愛されているという記憶情報を沢山記録できたこどもは、3歳以降、なんかわからないけれど人生はうまくいくだろう、やりきれるだろう、というポジティブな思いを持つことができます。なぜなら、3歳までに記録機として作動していた扁桃体は、3歳以降は再生機としてはたらくようになり、認知するものにフィルターをかけていくからです。3歳以降、これらは普段意識上にはありませんが、無意識の部分に大きく影響していきます。世間でいう、潜在意識の部分です。
潜在意識とは言語を介してやりとりはできないため、情報を受け取るにはイメージを使う必要があります。脳には松果体という部分があり、ここから出るメラトニンというホルモンはイメージを見せるはたらきがあります。
こどものこころが不安定な原因は、大きく分けると愛されているかわからない不安、信頼されているのかわからない不安、そして遺伝子に刻まれた先祖代々からの不安感情記憶です。育てられ方ももちろんありますがそれだけではなく、遺伝的に受け継いだ不安感などの“ネガティブ感情”が影響していることも多くみられます。
こどもの不安を親のことばや態度を変えるだけ払拭する難しさは、昨今のニュースを見れば明らかでしょう。潜在意識に愛しているよ、信頼しているよ、とメッセージを送ることができれば、こどものこころは一気に安定します。
ことばが話せない時期の乳幼児は、潜在意識の扉が開いているのと同じです。
親として反省すべきことをしたら、すぐに心を込めて謝り愛している、信頼しているという思いをことばで伝えてください。
言葉が話せる年齢以降になっていれば、アルファー波の出ているときに潜在意識にアプローチする必要があります。
こどものこころの問題は、親のこころの問題の反映である場合も多いです。根本の潜在意識を無視していては通れる道ではありません。
レコールデママンではこの”こころ”と”潜在意識”も学びイメージを使いこなすことで、お子様のこころを健やかにするのと同時にママ自身の抱えた潜在意識の問題までアプローチしていきます。
※潜在意識、イメージトレーニングについての内容を含んだクラスは以下です。